ニトリの都市型は本当に成功しているのか

2017.04.24 投稿

斎藤 隼人コンサルタント

ニトリは3月に東武池袋、アトレ中目黒にオープンし、
都市型への出店を加速させている。
また、プランタン銀座はマロニエゲート銀座のグランドスタートに伴い、
売り場を増床させ、家具やホームファッションの取扱品目を拡大させる
リニューアルオープンを行なった。
マロニエゲート銀座は赤字覚悟での出店と似鳥社長はコメントしていたが、
実際は目標売上の5割以上上回っている状況である。
6月には渋谷にも出店が予定されているが、
本当にニトリの都市型出店は成功といえるのか、
筆者なりの解釈をもって考えてみた。
ニトリの取り扱っているホームファッションの商品は、
これまで出店を進めてきた郊外型の使われ方であった車での来店という
利用シーンが重要なポイントである。大型の家具もそうであるが、
インテリア雑貨は1商品だけではなく、
複数まとめて買う利用シーンが多いと考えられる為、
多少かさばっても車であれば簡単に家まで持ち帰ることができた。
しかし、都市型の場合は車で来店しない層がほとんどであり、
電車でくる利用シーンである。
そのため、大量の商品をもって電車に乗って
家に持ち帰ることは避けされる為、
郊外型のようにまとめて購入される利用シーンは
減っているのではないかと考えられる。
現に17年3月のIR情報では
新規店舗の客単価は前年比100%を下回っている。
客数の増加によって売上は前年比100%を超えているが、
郊外型の利用シーンとは異なる都市型は今後、
客数を維持することができて、初めて成功と呼べる。
都市部に出店することにより、EC事業との相乗効果や、
これまでニトリを使うことのなかった層への認知度の浸透など、
店舗単体への売上だけではなく、戦略的な意図があると考えられるため、
今後の都市型への出店することによる効果には期待できる。
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