海外のショッピングセンターも日本同様立地が重要

2015.10.11 投稿

楠本 貴弘マネジャー

皆様、こんにちは中国出張から帰ってきた楠本です。

今回はある飲食企業のアモイ市など各地域における出店状況の現状把握と

売上要因分析の目的で行ってきたのですが、その他のチェーンの出店状況

なども時間の許す限り見てきましたので簡単に気付いたことを書きます。

 

ボリュームもあるので数回に分けて書きますが、今回は海外のショッピング

センター(以下、SC)も日本同様立地が重要であるという点です。

 

同じ時間帯でお客様の入りは明確に差が出ている

 

アモイにはフィリピンのSMグループが出店した「SM城市広場」という

施設があります。

本館、新館という構成になっており、家電・土産・アパレルなどあらゆる

店舗が入っているアモイの中でも集客力のある施設です。

この施設の中には日本でも馴染みのあるチェーンが入っており、

今回はKFC、バーガーキングを取り上げます。

まずはKFCの店舗の写真ですが、見て分かる通り、レジ前には多くの

お客様が滞留しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、ほぼ同じ時間帯のバーガーキングです。

飲食業のピーク時間帯にも関わらず全くお客様はいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

客数の差は立地の良し悪し

 

ブランド力というのも一定はあると思いますがなぜこのような差があるのかというと

立地の良し悪しが出ているのではと考えます。

お客様の入りが多いKFCは本館の1階にあり、且つ看板、出入口が外に面しております。

外はバス停があり、百度写真では人が少ないように写っていますが、

私が調査した時間帯は人がひっきりなしに歩いていました。

ちなみにアモイではバス停がキーポイントになると思っております。

売上が高い店舗は路線数が多いバス停の近くにあり、認知が早く進んでいると

考えます。

このKFCもバス停の路線数が7本あり、人が集中していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆にバーガーキングは新館という本館よりもやや集客が弱い施設にあり、

さらに2階というお世辞にも好立地には出ておりません。

※新館の中では良い立地の一つではあるが施設全体でみると良くない

 

他の商業施設も見ていて感じたのは、当然ですが海外も日本同様

SCの中の立地は重要だという点です。

特に日本の場合はデベロッパーさんも施設内回遊など考えているので

まだ二等立地でも賃料次第では成り立つ可能性もあります。

中国の施設では平日の集客力に課題がある施設が多く、平日の利用者の回遊範囲

が限られている為、二等立地に出店すると全くお客様を獲得できないケースも

あるかもしれません。

特に施設の上層階は厳しいです。

 

日本ではメジャーなチェーン店でも新たな国に出店する状況は、現地のお客様

目線では「見たこもとも無い店舗がOPENした」という状況になっています。

 

「賃料が安いから」・「良い立地が空くわけない」など理由をつければいろいろ

ありますが、新しい環境で成功する為には既存の考え方を捨てて現地のお客様

により近い場所・より便利な場所に出店するのは当然のことです。

 

中国のお客様の目線に立つと、好立地に出店することが最大のサービスであり

その対価として来店していただけること(売上)につながります

 

仮に立地にこだわらない出店を目指すとするならば、国内以上に高い価値を提供し

て中国のお客様にわざわざ足を運んでもらう必要があります。

チェーン店にとってはこちらの方が非常にハードルは高いとは思います。

但し、同時にその価値(現地で期待されている価値)とは何か?を追求する

ことも大事であると感じました。

 

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